2009年10月22日

爆破された大学


残念ながらすべての場所や人がターゲットになりえます。数日前にイスラマバッドにある大学が爆破されました。この大学にはかなりの数の外国人留学生がいたようです。 http://sankei.jp.msn.com/world/asia/091020/asi0910202051004-n1.htm

昨日はこの大学爆破の話でもちきりでした。どうして大学が狙われたのか?国の治安能力不足を国民に印象づけるためか?国内で行われている武装勢力掃討作戦自体が無差別であるという情報もたくさんあり、報復も無差別になります。

この爆破を受け国内の学校は最低1週間休校です。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091021-00000031-mai-int

掃討作戦の行われているワジリスタンより17万人の国内避難民がでるといわれています。避難民の中にまぎれ込んでいるテロリストに怯える人も多いです。 http://mainichi.jp/select/world/news/20091021ddm007030029000c.html


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2009年10月14日

追悼式

昨日、イスラマのセレナホテルで亡くなったWFPの5人のスタッフの追悼式に出ました。国連のスタッフや政府の方を含めて約300人が出席されていました。

亡くなった方はイラン人の方1人、そして4人のパキスタンの方でした。女性2名、男性3名。

用意された大きなスクリーンに彼らたちの仕事場での写真、家族との写真がたくさん映し出されていました。

ローマのWFP本社(HQ)からの代表、NYよりUSG(Under Secretary General, Security Department)、政府の高官、WFPのスタッフより話がありました。

USGはアメリカ人で国連にはいって4カ月、以前はアメリカ大使館等の要人のSecurityを担当していたとのことでした。映画でみるようなアメリカ人でクラッシックなカウボーイといった感じでした。印象にのこったのはSecurity(治安)は情報システムの戦いなんだといわれていたことでした。

政府の高官は、亡くなった国連スタッフに感謝しつつ、スピーチの内容はこのテロとの戦いに一緒にがんばろう的なものでした。 、、、、、、、、、、、、、、

追悼式の後での全体会議で印象に残ったのは、
「最終的にSecurityとは個人で責任を負うもの」
「亡くなったスタッフの雇用形態にかかわらず、国連はしっかりと残された家族のサポートをすべきだ」
との意見でした。

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2009年10月13日

イスラマバッド Now


10月も中旬になってかなり涼しくなっています。

停電が以前より多く、1日4回に分けて4時間あります。クーラーを使っている会社・人は減り、それほど電力不足でもないと思うのですが、、、ここ2年近くはこんな状態です。でも、他の地域とくらべたらイスラマは天国です。

10年ぐらい前?に発見されたときは「パキスタンはこれから300年間は豊富なガスが利用できる」と発表されたそうですが、そのガスがなくなってきてしまったようです。家のストーブや温水のためのガス確保のために、天然ガス(CNG)のガソリンスタンドは今年12月から来年2月まで閉鎖だそうです。

砂糖と小麦の値段が高く、総理大臣がいいました。「チャイ(紅茶)にはスプーン2杯でなく1杯にしよう!」と提案したそうです。自分的には素晴らしい提案と思ったのですが、パキスタンの同僚は怒っていました。

去年の9月の大きなマリオットのテロ (http://miyaichi.seesaa.net/article/107007982.html)から比較的イスラマは平穏でした。

残念ながら先週の10月5日に国連機関のWFPがテロ攻撃にあいました。http://www.asahi.com/international/update/1005/TKY200910050350.html

自分の事務所からそれほど遠くない事務所で、何度が訪れたことがありました。直接、国連の事務所が狙われるのはこれが初めてです。

新聞記事にあるように、治安部隊(Frontier Corps)のユニフォームを着て「トイレを貸してくれ」と現れたそうです。そして現在、各地でテロが多発しています。軍部中枢での人質立てこもりの記事も見られた方も多いと思います。

気をつけて生活しようと思います。
posted by ichiro at 10:53| ニューヨーク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | パキスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月18日

イード

パキスタンは本日からイード(Eid)休みです。

1か月のラマダン(断食の月)も来週の月曜に終了するようです。

来週はお祭りの週となり、国連は火曜までお休みです。日本はシルバーウィーク?らしいですね。

このところ静かなイスラマバッドです。マリオットホテルでの巨大なテロ爆発(2008年9月20日)が起こってから1年になります。

水面下ではいろいろなことが起きているようで、今朝の記事はパキスタンの国際過激派のリーダーがアメリカのドローン(無人戦闘機)の爆撃で亡くなった、また、国内の過激派のリーダーが捕獲された、などでした。 

その国内の過激派のリーダーには1千万ルピー(1千99万円)の懸賞金がかけられていたようです。

数日前には「イスラマバッドに7000人のアメリカの海兵隊がくる」という記事がありました。すでに、イスラマバッドの400の家がアメリカ人の借家として押さえられ、地域の家賃の値段が高騰しているとか、、。

この小さなイスラマバッドに7000人の海兵隊?もし本当だったら、どうなるんだろう、、。


ラベル:お休み
posted by ichiro at 10:39| ニューヨーク ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | パキスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月11日

ピース!!

Peace is of little value to someone who is dying of hunger or cold. It will not remove the pain of torture inflicted on a prisoner of conscience. It does not comfort those who have lost their loved ones in floods cased by senseless deforestation in a neighbouring country. 

Peace can be only last where human rights are respected, where the people are fed, and where individuals and nations are free. True peace with ourselves and with the world around us can only be achieved through the development of mental peace. 

Dalai Lama  (The Path to Tranquillity) 

訳 

飢えや寒さで死んでいる人にとって平和はあまり価値がない。また、平和は肌の色や思想の違いで不当に囚われている人の痛みをやわらげられないだろう。隣の国での無分別な森林伐採によって洪水が起こる。その洪水で愛する人を失った人を平和は慰めない。

人権が守られ、食べ物があり、人や国が自由である時のみ平和は持続する。心の平和を通してのみ心の平和が生み出されるのだ。

ダライ・ラマ 

--------
昨日、イスラマのちかくの幼稚園を3つ視察しました。そこでの子供の写真をお届けします。

1.びっくりするぐらい深い緑色の目をした女の子 (左上)
2.笑顔の男の子 (右上)
3.幼稚園に数日入ったばかりで、つらくて泣きまくる男の子(左下)
4.音楽に合わせて踊る活発な女の子 (右下)

かわいかったのですが、泣く男の子をみてるとすこし切なくなりました。


green eyes.JPG  smile.JPG

crying boy.JPG  dancing.JPG

撮影 宮沢
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2009年09月09日

11歳の女の子と50歳以上の地主の結婚

事務所におくられてくるいろいろな組織からのNewsletter、パラパラみているうちに目にとまったタイトルは[11歳の女の子と50歳以上の地主の結婚]だった。地主が小作人の子供を強制的にめとった。

そのNewletterには以下のサイトの写真が参考として載っていた。

http://www.benettontalk.com/ethopia-art-against-early-marriage/

これは「結婚」とよんでいいのかな。パキスタンのパンジャブ州の南部、シンド州の北部ではこのような結婚は頻繁とのこと。

50歳を超えている旦那が10年後に亡くなった時、女の子は21歳で女性になっている。

彼女はどうなるかという質問に、事務所のスタッフは

「旦那方の家族が裕福な場合は、そのまま旦那の兄弟や他の家族が面倒をみることになる。
彼女は新たな人生を進むわけではない。」

「旦那方の家族がそれほど裕福でない場合は、彼女はもとの家族に戻る。もとの家族はもちろん貧困あえいでいる。」


とのことだった。


posted by ichiro at 10:57| ニューヨーク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | パキスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月28日

大変な仕事

昨日は運よく航空券が手に入り、クエタ(バロチスタン)から戻ることができた。

国連にはUNDSS(UN Department of Safty and Security)という組織があり、パキスタンにも事務所を構え数十名のスタッフをもつ。国連機関に治安、安全面でアドバイスを出す。アドバイスを受けで決定をくだすのはあくまでも国連機関の代表。

傍から見ているとUNDSSの仕事、またSecurityに関する仕事はなかなか悩ましそうだ。基本的には常に文句を言われている。とくに次に何が起こるか分からないパキスタンのような状況ではなおさらだ。

たとえば、情報をつかみ早期退避や何かが起こる前に動くようにアドバイスすると必ず反発をうける。やれ、確証は?本当に起きるのか?ビビってる?大げさだ!UNDSSは自分たちのプログラム実施の邪魔ばかりする、、、などと批判をうける。

また、もし何かが起こったり、犠牲がでると矛先は常にUNDSSに鋭く向けられる。

難しい状況で、難しい仕事をしているスタッフに感謝。

今朝見た記事

200 Children Bombers Rescued (6歳から13歳の自爆テロ予備少年200人の開放)

http://www.nation.com.pk/pakistan-news-newspaper-daily-english-online/Politics/28-Jul-2009/200-children-bombers-rescued

テロリストのキャンプから保護された彼らは他人はすべて異教徒と教え込まれ、親でもすぐ殺せるようなぐらいに洗脳されていてるとのこと。保護された子供たちは寮生の学校に入り、カウンセリングを頻繁にうけることになる。軍関係者によるとテロリストが実際に子供たちを自爆テロとして使うときは薬づけにすることもあるらしい。

一方的な政府・軍の発表なのですべて鵜呑みにすることはできない。でも、小学生の年齢の子が戦いに利用されていることは確かで、自爆テロ寸前に保護された子供のケースも以前NHKで報道されている。


posted by ichiro at 10:37| ニューヨーク ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | パキスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月27日

えええっ、

風の谷どころではなくなりました。

昨日、以前に国連スタッフを誘拐・監禁したグループから国連に強い脅迫が入ったようで、緊急にイスラマバッドに帰るように通達が入りました。この地で働くインターナショナルの国連スタッフもみな出ていくようです。

仕事はすべてキャンセル、本日中にイスラマに向かいます。これはいまポカンと開いた時間に打っています。

それでは、、。


ラベル:緊急退避
posted by ichiro at 13:46| ニューヨーク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | パキスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

子供の気持ち

現在、出張中のホテルです。このホテルは2年半前に初めてきましたが、ホテルの作りやデザインはまるで風の谷のナウシカやジブリ映画にでてくる建物です。(すいません、デジカメのバッテリーを家に忘れました、、)

そういえばパキスタンにはフンザという土地があり、そこは「風の谷のナウシカ」の風の谷のモデルになったそうです。パキスタンに住む日本人でそこを訪れる方はとても多いです。

今朝、哲学者・教育者の安岡正篤の本(安岡正篤一日一言)を読んでいて、ふむふむと思った箇所を引用させていただきます。

-------------

幼児は麻疹(はしか)よりもっと恐れや怒り、憎しみや冷淡に感染し易い。

自分が好かれているか、嫌われているかということに、子供は食物と同様に反応する。

一家の感情の中で自分の自分の占めている立場をよく悟る。

親の精神状態は直に子供に反応する。特に親の怒りは子供に大きな衝撃を与えます。

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posted by ichiro at 11:02| ニューヨーク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | パキスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

Dear

じゃ、会議は6月11日ということですすめましょ」とUNICEF教育部のチーフのPersy(パーシィ)は言った。

「じゃ、うち(UNESCO)はホテルの予約と、教育省の長官の予定をチェック、また当日のプレゼンのドラフトを送りますね。」自分はこたえた。

来週からRR*でフィリピンに一時帰国するPersyはいつもに増して明るかった。

彼女がパキスタンに来てから約2年間、一緒にOne UNの教育 プログラムを進めてた。何度、彼女の事務所にただろう。多忙だったPersyに会えるのはいつも勤務時間後の事務所が静かな金曜の夕方だった。

この2年間、手ごわい政府関係者や教育省を相手に、また国連内部での厳しい折衝を一緒にやってきた。国連内部でのナンセンスに2人でモーレツに怒りまくったり、会議で共同でプレゼンをしたり、ドナーに資金を乞いにいったり、、、、。

UNICEFはUNESCOの規模の10倍、Persyは自分の上司の上司かもしれないのに、いつも優しく接してくれていた。

イチロウ、もうはやくここを出なさい」なんて、いいポスト(新しい職場)情報をみつけると、自分に紹介もしてくれたりもした。

早稲田大学に通ったこともある彼女は親日派でもあり、すこし前にこんなこともいっていた。

こんど日本にいったら小さな鯉のぼり買ってきてよ、私あれすきだったのよねー

彼女の事務所にあった、フィリピンのきれいな海で撮られた写真。彼女と家族、親類のみんなが白いシャツとジーンズをきてまぶしく笑っていた。

短い休み終えて彼女はIslamabad戻り入れ違い自分は東京に一時帰国した。

そして東京で子供楽しく過ごしていた6月10日、プライベートのメールアドレスに珍しくUNESCOスタッフからメールが入っていた。

Persyは昨日のペシャワールのホテル爆破で亡くなりました、、、」

一瞬沈黙して、ひたすら「No」と何度も叫だ。

6月9日の夜、過激派は銃と共に現われた、乱射してホテルの敷地に侵入。ホテルの警備が撃ち返す、そして逃げ惑う人達、そこに爆発物500キロを積んだトラックが入ってくる。ホテル駐車場で爆破、ホテルは大破。宿泊していた国連スタッフと沢山の人の命を奪った。

Persyがいなくなったことが信じられなくて、彼女の携帯に電話をかけてみた。応答はない。彼女の遺体はUNICEFの代表によってフィリピンに運ばれた。

悲報をうけ、予定していた6月会議は延期。そしてその会議は昨日行われた。参加した政府高官、国連スタッフは1分間の黙祷を彼女に捧げた。

Persyに感謝、そして冥福を祈るしかない。会議が終わった時、Persyが空で微笑んでくれていることを願った。


*赴任国の治安状況のため、8週間おきに7日間の休みが与えられ、国外に出られる国連の制度。
posted by ichiro at 11:11| ニューヨーク 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | パキスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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