2008年05月16日

識字の現実

パキスタンの国勢調査によるとパキスタンの識字率(10歳以上)は55%(男67%女42%)、大人の半分は読み書きができない。男女に大きな差がある。

他の国でも同様であるが、だいたいの国勢調査は「あなたは読み書きできますか?」の質問を聞いて「Yes・No」でそれでおしまい。

バングラデシュにNGO連盟であるCAMPEという組織がある。そのCAMPEが中心になりEducation Watchというタイトルで調査を毎年行っている。2002年は識字に関するものであった。(すこし古くてすみません。)

結果がおもしろい。識字を4つの段階に分けた。

A.新聞よめたり手紙が書ける人 (Advanced literate) 20.4%
B.文が読める人 (Literate initial)                              21.0%
C.文字や数字がかろうじてわかる人 (Semi literate)       9.3%
D.まったく読み書きができないひと (Non literate)         49.3%

2001年の国勢調査の結果、識字率は47.5%。上記のEducation WatchではAとBを識字可としているので、識字率を41.4%としている。この差はいいとして、新聞等が読めるひとの比率があまりに低いことに驚く。国の2割の人がいわゆる読み書きが本当にできる状態である。

パキスタンでも同様の調査を行う準備を政府としている。パキスタンでもバングラと近い結果がでると思われる。

国勢調査結果をもとに参考資料を作り、いろいろなところで配っています。以下添付します。
バロチスタン州やシンド州では女性の識字率が一桁のところもあります。

map Literacty.JPG


map Female literacy.JPG



map GPI Youth Literacy.JPG
posted by ichiro at 11:45| ニューヨーク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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