これがなかなか難しい、なぜなら国連は逆ピラミッド組織でおじさんおばさんのポストは山ほどあって、いい人材が欲しいのだけど、「これからの若者」のためポストがとても少ない。JPOになることよりも、残ることが数倍難しいことは確かだ。そういう自分も失敗例の一人だ。
JPO期間を含めて国連での経験は今年で8年目だ。今思うと、こんなところが自分に足りていなかった、こんな新入りがいたら強い、そしてドンドンのし上ると思う点が見えてくる。誰から見ても、「こ、、こやつ若いのにできる」と思われる点を以下に書いてみます。
- 発言力 ダラダラしゃべるのはだめ、要点をきっちり、ゆっくり、クールに言う。抽象的なことを具体的にいうと効果があります。若いからといって遠慮はだめ。みんな分っているからいいや、自分の意見は的外れかなとか日本人的に考える必要はありません。的外れを経験せずに、的に当てられるようになりません。会議での発言は全部将来への練習です。
- プレゼン力 10分のプレゼンでしっかり伝える力をつけましょう。プレゼンは簡潔さと勢いが必要だと思います。これも練習です。うまくなるにはたくさん失敗するしかない。自分の経験からいうと、分る=同意のケースが多いです。また、分る=賞賛 です。なぜなら、この業界、PPTのひとつのスライドに200語いれて、読む人がとても多いからです。参考資料を添付します。PERFECT PRESENTATIONS.ppt
- 統計データ力 教育に関する統計やデータの指標は何一つ難しいものはありません、ほとんどただの割り算です。日本の教育をうけていて、エクセルが使えればなにも怖いものはありません。でも、業界でこの統計やデータを理解していない人、恐れているひととても多いです。チャチャと統計整理したり、発言するときに数字をすこし並べると「なんて奴だ」と思われます。
- システム理解力 国連組織のほとんどが業務実施のためのデータベースソフトを使っています。UNDPはアトラス、UNICEFはプロモス、UNESCOはFABSなど。名前は違っても基本的な道理は同じです。いち早く、このシステムを理解しましょう。複雑に見えますが、内容は簡単です。要するに、入ってくるお水(fund)をバケツ(project code)にわけて、使用目的によってビニール袋詰め(reservation/requisition)してから使う(payment)。袋詰めや使用する際にはいろいろとハンコ(サイン)が必要です。
- まあこんなもんでしょ 途上国で国連事務所の8割り以上のスタッフが現地スタッフです。能力は高い人もいますが、10年以上若者を蹴落としている人、まったくヤル気なしの人といろいろです。全体的に組織能力はとても低いです。受け止めなくてはいけない現実です。あまりカリカリしないように、すると泥沼に入ってしまいます。上司もいろいろです。上司をマネージするのは部下の仕事です。途上国にすむ事は何度やってもやはりストレスがたまります。自分のストレス発散方法をしっかり築いてください。


