この場所にレスリングの訓練場所があればここは虎の穴です。
すごいNGOをフィリピンのマニラにて見学させていただきました。その名もTuloy Foundation
http://www.tuloyfoundation.org/
現在約250人の元ストリート・チルドレン達がTuloy Foundationの寮に住み教育や職業訓練を受けています。
1993年、いまから20年前にRocky(牧師)さんが12人の孤児たちを面倒をみることから始まったTuloy Foundation、20年間でびっくりするような規模になりました。Rockyさんと会わせていただきましたが、眼光するどくどこかの会社のCEOのようなオーラに包まれていました。
教育省からの認可も受けているため、すこし前にブログで説明させていただいたAlternative Learning Programmeもここで行われています。そのため、子供たちは基礎教育もうけられて、これから生きて行くためのSkillもみっちり訓練されます。
虎の穴というと実は語弊があります、子供たちはしごかれているわけではないのです。このセンターに入ってくるなり、最高のリスペクトで迎えられます。
Rockyさんはいいます。「自尊心がボロボロになってくる子供がほとんどで、自分達はどうしようもない価値がないものなのだと勘違いをしている、そこを変えることから始めるんだ。」
そのように人に接しられた子供達は最初は戸惑うようですが、やがて自分達の存在や価値を大きく認識し、希望を抱くようになるそうです。そして他人や社会に対する尊敬や態度も変化していきます。
自分がこのセンターにいた数時間の間にも、子供たちが明るい笑顔で何度も挨拶をしてくれました。、、、通常、学校などを訪問してもみんな恥ずかしがって挨拶をしてくれることはあまりないのですが、、、
Rockyさん曰く、「このセンターを運営するためには月に800万円が必要で、企業や個人の寄付でまかなっています。」
この大きな運営費もすごいですが、この20年間、どうしたらこんなにセンターを拡大できたのか?の質問に彼はこう答えました。
「Result」「Accountability」「Transparency」
孤児とかストリート・チルドレンとして慈悲の対象としてやっているわけではなく、このセンターですごい人材を輩出しているんだ。その結果(Result)が多くの人に認められている。チャリティーではなく、事業としてすごい結果をだすんだ。
以下、Tuloy Foundationの写真です。
メインの校舎はこんな感じです。中庭の工事中です。
これは10錬ぐらいあるうちの一つの寮です。石油会社が出資しました。このカラーどの会社かわかりますか?CALTEXです
寮のなかはこんな感じ。
この寮はマクドナルドが出資しています。
料理訓練所、機材もホテルで使われるような一流のものを使っています。
これもレストラン、ホテルのトレーニングルームです。
コンテナのITセンターもあり、国を周ります。
中はこんな感じです。
さすがHONDAもここに!訓練所です。この他、ACのエアコンや冷蔵庫修理所、溶接訓練、金属切削訓練所などもありました。
最近AcerだっかたHPから寄与されたITルームです。
これはものエアコンをつかって椅子がつくられていました。
これはこのセンターの目玉です。魚を養殖しつつ、その排泄物を植物の肥料としてつかっています。
Aqua Ponicsと呼ばれるそうです。
このセンターの中にものすごい寮の野菜や植物が植えられていました。これを子供たちは食べます。
本日もブログにアクセスいただきありがとうございます。
posted by ichiro at 10:56| バンコク ☀|
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日記
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初めまして、私は以前JOCVとしてトゥロイ財団に所属していた者です。素晴らしい場所をご紹介いただきありがとうございました。
宮沢様のご活躍を心からお祈り申し上げます。
コメントをありがとうございます。
自分がセンターにいて施設を見たり、代表の方やスタッフとお話させていただいたのはほんの数時間です。
JOCVとしてのご活動をされていたとは、全く知りませんでした。いろいろな意味で貴重なご経験だったと想像します。ありがとうございました。