2012年07月11日

自己革新


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堕落を招く要因は強力で、あらゆる人に例外なく当てはまる。堕落を迎え撃つことはできるが、消し去ってしまうことはできない。

富や権力や地位といった名誉や、その他あらゆる世間的な保証をもってしても、避けることはできない。実際、堕落というものは、世間的な保証が最も保たれているように思えるところにこそ、最も早く広がる、と言いたくもなる。
              
変化を受け入れる人々にとって、終わりのない学習やチャレンジは、生き残り、考え、目を見開き、備えるための手段である。

人生というものは、列車で旅するようにはいかない。目的地を選び、切符を買い、座席に座って居眠りをしていればよいというわけにはいかないのだ。

人生はオートバイで旅するようなものだ。シートにまたがり、でこぼこ道に絶えずバランスをとりながら、進むべき道を考えつつ進むのである。簡単ではない。ときには苦痛ですらある。 しかし、人生を寝て過ごすよりは、ずっとましだ。(P16)

革新(自己)を成し遂げることができるのは、その可能性を信じている者だけである。これは個人の革新についても、社会の革新についても言えることだ。どんな時代にも、革新のプロセスを妨害したり、少なくともひどく遅らせたりするような態度を未来に対してとっていた人々や社会があった。

未来を志向する社会(または個人)と、過去にこだわる社会(または個人)との間には、わかりやすい違いがある。前者は前向きで常に未来のことを念頭に置いているが、後者は過去にとらわれていて古いものにしか興味を持たない。前者は自分たちが何になりつつあるかを強く意識しているのに対し、後者は自分たちが過去に何であったかを強く意識している。

前者は毎日経験することの目新しさに心を奪われるが、後者は何もかも見てしまったと感じている。

継続的に革新できる社会は、未来に目を向けているだけでなく、未来に対してある確信を持っている。これは、盲目的な楽観主義が優勢であると言っているのではない。単に希望が持てなければ革新は起こせないと言っているのだ。(p206 中略あり)

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自己革新(Self-Renewal) はジョン・W・ガードナー氏(1912-2002)によって1963年に書かれた本です。その後、何度も改訂され、日本でも最初の訳本がでたのは1965年です。

堕落を迎え撃つことはできるが、消し去ってしまうことはできない。つねに自分の中の堕落と向き合わないと、あっという間にゾンビになります。ゾンビは周りのゾンビと仲良く、ゾンビでない人を潰していきます。

恐ろしいのは自分がゾンビになったことに気づくことが難しいところです。

列車に乗って文句をいいながら、寝ていればいい時代は残念ながら終わってしまいました。寝て起きたら、どこか知らない駅のベンチにいるはずです。

自分の中の希望と社会への希望を保持すること、、とても重要なのですね。

本日もブログをお読みいただきありがとうございます。



posted by ichiro at 10:30| バンコク ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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