2009年06月30日

タナリバー・ブラザース 3

キアニアはタナリバー・ブラザーズの唯一の1年生、でも顔が一番怖い。8年間の小学校の後に中学1年生になるので、15、16歳ぐらいがクラスの大半を占める中、キアニアは18歳。

他のブラザースと同じで勉強とスポーツにとても熱心だった。とてもぶっきら棒で、入学したてのこ、学校の敷地内にあった自分の家にきていきなり

キアニア:そのバイクに乗らせて。(自分がJICA事務所より貸与されていたもの)
自分 ダーメに決まってるでしょ。
キアニア:金は払う、そのバイクに乗る。
自分 、、、、、、
キアニア:じゃ、家に行くときにバイクの後ろに乗っけていって、、(家は学校から60キロ離れている)
自分:、、、、、、、、、(表情:信じられない、、)
キアニア:、、、、、、(表情:信じられない、、このケチ)


イサイアは2年生だった。背が低くめで、メタボ体型だったのでみんな「ムゼー(長老)」と呼ばれていた。イサイアの本当の年齢を知っているものはいなかった。20歳をこえてみえるし、風貌や動きが本当にムゼーだった。それでいて、成績はブラザースらしくなく、いまひとつだった。

同じことを3回、授業で説明して、みんなに理解できたか聞いてみる。イサイヤ含め「YES、マリム(先生)」すごい自信で返答される。

そして10分後、まるで何もなかったようにイサイヤは同じことを質問してくる。吉本の間としては長すぎる。とにかく人のやる気を無くすのである。正直というか、基本的にあまり人の話を聞いていない。

しかし、テストに対する執着はすごかった。時間がきても絶対やめない。彼にとっては「時間です」と言われてからが勝負だったのに違いない。

自分:時間でーす
イサイヤカリカリ・コリコリ(何か回答している)
自分:時間でーす
イサイヤカリカリ・コリコリ
自分:お時間ですよ、ムゼー (耳元で)
イサイヤカリカリ・コリコリ

そして最後は答案の引っ張りあいになる。答案がちぎれる前、最終的に取り上げるとイサイアは「この、人でなし」といった表情で自分をみつめたものだ。

続く、

posted by ichiro at 10:46| ニューヨーク ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 協力隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログを始めました。現在、数稽古、修行中です。いろいろなブログを訪問して勉強中です。参考になりました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
Posted by ツイてる! at 2009年07月01日 21:19
ツイてる!さんコメントありがとうございます。
差支えなければ、是非ブログのアドレス教えてください。
Posted by 宮沢 at 2009年07月01日 22:54
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。